スマホカメラで十分。Pixelの天体撮影モードが想像を遥かに超えていた
スマホをGoogle Pixel 6aに買い換えました。
以前から天体撮影モードがあることは知っていたのですが、
実際どのくらいの威力を発揮できるのか谷川岳の天神平で実機テストをしました。
結果は驚きの連続でしたので、どうぞ最後まで読んでみてください。
天体撮影モード
Google Pixel 4a(5G)以降で使えるそうです。
1、カメラを起動して画面をスワイプし一番左の夜景モードへ
2、セッティング
天体写真 → 自動へ
タイマー → 3秒(シャッター切る時の手振れを防ぐ効果あり)
フォーカス → 遠距離
3、【その他の詳定】を押す
4、さらに詳細設定を押す
5、天体写真のタイムラプスを有効にする
以上で設定は完了です。
天神平へ
群馬県谷川岳の天神平でこの時丁度天体観測のためのイベントが行われていた為、当日券を買いその足で車を走らせました。
チケットは予約制で、日が沈んでから運行する期間限定ロープウェイです。
イベント中は土日運行で、前週までにはほとんど予約は埋まってしまう状況でしたが、奇跡的にこの日は当日券が余っていたようでラッキーでした。
受付ロビーや通路にはナイトクルーズをテーマにした電飾や装飾がなされ気持ちも高ぶりました。
真っ暗闇のロープウェイを登り切ると外の気温は1℃。
ダウンがないと暑がりな自分でも結構きついです・・
半月の月がだんだんと昇ってくるタイミングでしたので、空は少しずつ明かりを増してきます。
速攻でスマホ用の三脚を立てて最初に撮影した写真がこちら!
作例
最初の撮影でバッチリ真ん中に流星が流れてくれました。
感動です。
しかも撮影した写真の他にこんな動画も生成されます。
動画生成は設定からオンオフを選べます。
サイズも大きくないし後から消せば良いのでデフォルトでオンにしています。
時間は1秒に短縮されてしまうのが少し残念なところですが、
今後のアップデートに期待です。(アップデートで解決する問題かはわかりません)
思ったより全然ノイズが少ないと思いました。
これは流石にiPhoneも敵いません。
しかも、星や流星だけではなく
アンドロメダ銀河が写りました!
他にもプレアデス星団、オリオン大星雲などは確実に写すことができます。
途中雲が流れてしまいましたが、時間の経過がわかるようになりドラマチックな演出を見せてくれました。個人的には少し雲があった方が変化に富んで好きです。
総評
【よかった点】
・広角の星夜写真なら普通に満足できる仕上がり
・星以外に星団や銀河も映せるのがすごい
・スマホサイズなので簡易的な三脚で撮影可能
・タイムラプス動画も記録できる
【注意点】
・月明かりが強かったり、光害の度合いによっては写り辛い(pixelに限らずだけど)
・望遠で星団を写すのは難しい(そもそもスマホにそれは求めてはダメ)
正直良く写りすぎてびっくりしています。。
この星空撮影機能は今の所iPhoneに完勝できている分野なのではないでしょうか!
5万円台前半で星が撮れるのであれば、入門機として全然通用するかと思います。
初夏にはpixelで天の川撮影をチャレンジしようと思います。